ボーナスを前面に推すXMとボーナス以外で勝負するAxiory。
タイプの全く違う2社の海外FXブローカーを徹底比較してみます。
自分のトレードスタイルにあった口座の選び方も一緒に説明します。
AxioryとXMの基本スペックを比較
タイプが全く異なる2社ですが、信頼性はどちらもピカ一で下記の記事で詳しく説明しているので参考にしてください、ということで今回は信頼性の比較は止めておきます。
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まずは基本的なスペックから比較していきます。
_ | Axiory | XM |
ライセンス | ベリーズ | セーシェル |
取引方式 | NDD方式 | NDD方式 |
資産管理 | 信託保全 | 信託保全 |
スプレッド | 狭い | やや狭い |
スワップポイント | 非常に多い | 普通 |
ボーナス | 年1回 | 最大50万円の入金ボーナス |
レバレッジ | 400倍(残高規制あり) | 888倍(残高規制あり) |
メインの決済方法 | Curfex | 海外送金 |
ゼロカット | 実施経験あり | 実施経験あり |
ライセンスはどちらもマイナーになりますが、これは日本の金融庁からの圧力を回避する目的があります。
日本の金融庁のライセンスを取得してしまうとレバレッジが25倍に規制、ゼロカットがなくなりボーナスもなくなるので、それを回避するためのマイナーライセンスです。
この2社の大きな違いはレバレッジとボーナス、決済方法の3つになります。
1つずつ検証していきます。
AxioryとXMのレバレッジを比較
Axioryの最大レバレッジは400倍、XMの最大レバレッジは888倍です。
この差だけを見るとXMの圧勝のように見えますが、口座残高のレバレッジ規制が両方ともにあるので、資金量とレバレッジの関係性で比較してみます。
口座残高 | レバレッジ | |
Axiory | XM | |
0~$10000 | 400倍 | 888倍 |
$10001~$20000 | 300倍 | |
$20001~$100000 | 200倍 | 200倍 |
$100000~ | 100倍 |
単純に200万円まではXMは888倍なのでAxioryと比べると2倍以上で、特に100万円~200万円ではAxioryのレバレッジが300倍に減るのでその差は広がります。
一方、1000万円を超える資金になってくるとAxioryは200倍をキープしますが、XMは100倍に規制されます。
レバレッジだけで見ると200万円までの資金の方は、XMの方が資金効率が良いと言えます。
AxioryとXMをボーナスで比較
ボーナスは比較するまでもなくXMに軍配が上がります。
口座開設ボーナス、入金ボーナス、キャッシュバックポイントまであるXMと、方や年に1回しかないお年玉ボーナスなので圧勝です。
ただ、ボーナスがあることで無暗に出金できないのがXMの宿命で、しかもボーナスを利用した複数口座の両建ても禁止されています。
そのため、XM自体のルールが複雑化してしまっているのも事実です。
それに引き換えボーナス無しのAxioryのルールはとてもシンプルでクレジットカードの現金化を防止するマネーロンダリングにだけ少々厳しく、それ以外はほぼ規制なしでトレードすることができます。
過去にゼロカットを利用して週明けの窓開けを狙った取引にもOKが出るぐらいシンプルなルールになっているので、トラブルが少ない要因の1つになっています。
出金拒否などのトラブルはボーナスの出金条件が原因になっていることがほとんどなので、出金条件が面倒だという方も少なくありません。
XMは少額の資金でトレードを始める方には重宝されますが、逆にボーナスが必要ない方にとっては少々面倒な口座になってしまいます。
GemForexと比べたらXMのルールは緩いほうですが、Axioryはそれよりもさらに緩いということになります。
AxioryとXMの決済方法を比較
メインになる入出金の決済方法で比較します。
Axioryがメインにしている決済方法は国内銀行送金の『Curfex』、対するXMは利益分の出金に対応しているのは国際銀行送金のみになります。
XMの入金方法はクレジットカード、電子ウォレットが3種類、国内銀行とそれなりのバリエーションはあるのですが、残念ながらその決済方法ではいずれも入金額までしか出金できません。
国内銀行送金においては出金手段がなく海外送金のみとなっています。
少し前まではBitwalletで利益分を出金することができていたのですが、いつの間にか入金額までになってしまいました。
これはかなりの痛手だと思います。
Curfexは出金手数料は一切必要なく、Axioryから直接自分の銀行に着金するので手間が少ないのもメリットの1つになります。
海外送金は銀行に直接着金するのは同じなのですが、着金までの時間はCurfexの倍ぐらいはかかり、リフティングチャージ料が2,500円~4,500円程度必要になります。
XMを選ぶポイント
XMおすすめポイントは入金ボーナスと888倍のレバレッジになります。
なので、少額でトレードをする方にとても向いている口座です。
口座残高が200万円までは888倍という驚異のハイレバレッジでトレードできるので、必要証拠金が極端に少なくなります。
そこに100%入金ボーナスが5万円まで、20%入金ボーナスが45万円分まで貰えるので少額資金でも効率よくエントリ―していくことができます。
ただ、スキャルピングをしたい方はXMではなくAxioryやTitanFXの方が良いです。
XMはストップレベルが「40」なのでエントリー後、現在レートからプラスマイナス4pips以上離れたところからしか指値、逆指値の待機注文をセットすることができません。
それとスプレッドはそれほど違いはないのですが、別途かかってくる取引手数料が高いので取引回数が多いスキャルピングだと取引コストが高くなり利益率が悪くなります。。
結論をいいますとスイングトレードのような取引時間が長いスタイルがしっくりくる口座です。
難易度のある程度低くなる時間軸の長いトレードスタイルというのは、少額でトレードを始めるFX初心者との相性が良いのでXMは海外FX入門口座と思って頂ければと思います。
Axioryを選ぶポイント
Axioryの最大のメリットは何と言っても入出金方法のCurfex、それとスキャルピングに適したトレード環境とFX業界トップクラスのスワップポイントです。
レバレッジは最大で400倍とXMと比較すると倍率は小さいですが、国内FXの25倍と比べたら十分なほどハイレバレッジと言えます。
XMが中長期のトレードに適しているとしたら、Axioryは超短期からすべての時間軸に適しているオールラウンダーなFX口座と言えます。
特に資金を頻繁に出し入れする方、スキャルでゴリゴリのトレードをする方はAxioryでトレードすると不満はないと思います。
スワップポイントで収益を上げたい方にもおすすめです。
スワップトレードは長期投資になるため、FX口座の信頼性がないと実現できないトレードスタイルなので信頼の高いAxioryならではのトレード方法だと思います。
AxioryとXMを徹底比較 まとめ
タイプが全く違う2社なので、どちらが良いと一概には言いにくいです。
どちらかの信頼性が低ければ、そこを比較対象に甲乙をつけることができるのですが、2社ともスイスフランショックで多額のゼロカットを執行して多くの投資家を救っているだけに本当に白黒つけ難いです。
Axiory、XM、両方の口座を開設してても良いと思うのですが、XMは90日間取引がない口座に対して毎月5ドルの口座維持費が発生しますが、Axioryはそういったルールはなくすべて無料です。
そういった面も考慮すると、どちらか1つと言われれば『Axiory』となります。
これはあくまでも個人的な見解なので、どちらを選ぶかは好みの問題ということになります。
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