スプレッドと約定力が魅力のTitanFXと日本人に最も人気があるXMTradingを徹底比較してみました。
タイプが全く違う2社なので、違いが明確になることで口座選びの参考になると思います。
TitanFXとXMの基本スペック
TitanFX、XMの基本的なスペックから徹底的に比較します。
_ | TitanFX | XM |
ライセンス | 2016年からバヌアツ | セーシェル |
取引方式 | NDD方式 | NDD方式 |
資産管理 | 完全分別管理 | 信託保全 |
スプレッド | 狭い | やや狭い |
スワップポイント | 非常に多い | 普通 |
ボーナス | なし | 最大50万円の入金ボーナス |
レバレッジ | 500倍(残高規制なし) | 888倍(残高規制あり) |
メインの出金方法 | Bitwallet | 海外銀行送金 |
ゼロカット | 2016年から採用 2019年から口座単位 |
実施経験あり |
ライセンスはどちらも審査がそれほど厳しくありませんが、それは日本の金融庁からの圧力を回避するためのものです。
資産管理もTitanFXの所在地のバヌアツには信託保全という制度がないためオーストラリアのNAB銀行(格付AAA)の信託口座で分別管理されているので、XMと同様に信頼性のある資金管理を行っています。
この2社の大きな違いはボーナス、レバレッジ、出金方法、ゼロカットの4項目です。
ボーナスで比較
TitanFXにはボーナスは一切ありません。
一方、XMのボーナスプランは充実しています。
- 新規口座開設で3000円分の入金不要ボーナス
- 5万円分の100%入金ボーナス、45万円分の20%入金ボーナス
- キャッシュバックポイント
少額の資金でトレードを始める方には有難いシステムなのはXMということになります。
また、ボーナスを利用してスプレッドを狭くする方法がるのもXMの特徴と言えます。
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レバレッジで比較
TitanFXは500倍とXMは888倍とレバレッジを比較するとXMの方が圧勝のように見えますが、口座残高の規制で様子が少し変わってきます。
口座残高 | レバレッジ | ||
TitanFX | XM スタンダード | XM ZERO | |
0~$20000 | 500倍 | 888倍 | 500倍 |
$20001~$100000 | 200倍 | 200倍 | |
$100000~ | 100倍 | 100倍 |
TitanFXは規制はないのでどの口座でも口座残高がいくらでも最大500倍のレバレッジを提供していますが、それとは対照的にXMは口座タイプ、口座残高で細かくレバレッジが規制されています。
そして200万円を超える資金でトレードする場合はTitanFXの方がレバレッジは高くなります。
この口座残高のレバレッジ規制で気をつけないといけないのが、含み損のときの追加資金で、有効証拠金ではなく文字通り「口座残高」でレバレッジは制限されてしまいます。
口座残高200万円で含み損が膨れ上がり、証拠金を追加すると残高が200万円をオーバーするので、その時点でレバレッジが888倍から200倍に引き下げられてしまいます。
ロット数にもよりますがナンピンでポジション数が増えてる場合、レバレッジが88倍から200倍になることで必要証拠金が約4倍に増えてしまいます。
ギリギリの追加資金の場合、レバレッジ制限した瞬間に強制ロスカットになることも考えられます。
そうならないためにも余裕をもった資金管理が必要になってきます。
常に500倍のTitanFXではそういった心配が一切必要ありません。
出金方法で比較
XMの出金方法のメインは海外送金になります。
他の電子ウォレット決済は入金額までしか出金することができないので利益分と国内銀行送金分は海外銀行送金になってしまいます。
TitanFXではBitwalletが全面的に出金することができます。
Bitwallet口座からの出金手数料がAxioryのCurfexの次に安いので小まめに出金したい方はXMよりもTitanFXの方がコスト低減につながってきます。
以前はXMでもBitwalletで利益分の出金をすることができたのですが、現在では入金額のみとなっています。
トレード資金が200万円を超えて頻繁に出金をする方はTitanFXですね。
200万円の資金があれば、入金ボーナスは必要ないですし、ボーナスがあることで出金でトラブルに巻き込まれるリスクを考えるとシンプルなルールでトレードすることができる口座のほうがメリットが大きいと思います。
ちなみに、海外銀行送金は1回の送金でリフティングチャージ料が2,500円~4,500円もかかってきます。出金回数が増えるとそれだけ取引コストも高くなってしまいます。
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ゼロカットシステムで比較
現在ではXM、TitanFXともにゼロカットを採用していますが、TitanFXがゼロカットを採用したのが2016年なので、スイスフランショックのときのゼロカット発動の実施経験がありません。
そして2019年の4月からやっと口座別でゼロカットが対応することになっているので、若干ですがXMに遅れを取っているように思います。
XMは2015年のスイスフランショックを経験して、すべての負債を抱えた口座を0にリセットしたという実績があるので心配する必要はありません。
すでに実施経験のあるXM、採用はしているけれど実施経験のないTitanFX、どちらを選ぶのかは好みの問題になってきます。
FXDDのようにゼロカットの約束を反故にする業者もあるので、本当に資金を返してくれるのかという不安もあります。
ですが、FXDDの場合はそれ以外にもスプレッドが広く両建ても本来なら必要証拠金が相殺されて0になるのにロングかショートのどちらか高い方の証拠金が必要になるといった投資家思いではない口座だったので、そういう面から考えるとTitanFXは投資家思いな口座なので心配ないと思います。
TitanFXとXMを徹底比較 まとめ
XMと比較する場合、口座残高200万円が口座選びのポイントになってきます。
200万よりも少なければXMの方が良いように感じますし、それ以上だとTitanFXのほうがメリットが多くなってきます。
2社の口座を開設して実際にトレードしてみてから判断したほうが良いと思います。
ですが、XMは90日間取引のない口座は休眠口座になり、口座維持費が毎月5ドル、口座残高から引き落とされていきます。
なので、口座維持費が必要ないTitanFXを使う場合はXMの資金を全て引き出しておいた方が良いです。
休眠口座になっても、もう一度XMでトレードを再開するときはサポートに連絡を入れるだけで使えるようになりますので。
ただ、TitanFXやAxioryを使ったあとでXMを利用することがあるかどうか聞かれれば、「ない」と答えてしまいそうです。
それだけ、AxioryとTitanFXは充実したFX口座ということになります。
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