XMの手数料について

XMは手数料が高いと言われていますが、どれだけ高いのか検証してみます。

海外FXの最大の悩み、税金についても一緒に説明します。

 

XM Zero口座の取引手数料の計算方法

XMには2つの口座タイプで、取引手数料をスプレッドに含ませるスタンダード口座とスプレッドが狭く設定されて別途取引手数料を徴収するZero口座があります。

そのZero口座の取引手数料の計算方法を説明します。

 

基本的にZero口座の取引手数料は1Lotの取引に対して片道5ドルとなっています。

トレードは買ったら売る、売ったら買い戻すがセットなので、1トレードを完結するのに2回の取引手数料を支払うことになるので、往復で10ドルがスプレッドとは別に取引コストとして加算されます。

XM公式サイトで取引手数料の計算例があります。

 

例 1
USD/JPY通貨ペアの「買い」ポジションを3ロット持つ場合の取引量は300,000 USDです。100,000 USDの取引毎にポジションの発注と決済それぞれに5 USDが請求されますので、本取引の手数料は、2 x (5 x 300,000 / 100,000) = 30 USDとなります。手数料はお取引発注時に往復分(発注と決済)がまとめてお口座から差し引かれます。

例 2
EUR/USDの「買い」ポジションを2ロット持つ場合の取引量は200,000 EURであり、EUR/USDの為替レートを仮に1.10000とした場合、220,000 USD相当となります。100,000 USDの取引毎にポジションの発注と決済それぞれに5 USDが請求されますので、本取引の手数料は、2 x (5 x 220,000 / 100,000) = 22 USDとなります。手数料はお取引発注時に往復分(発注と決済)がまとめてお口座から差し引かれます。

引用元:XM公式サイト

 

ややこしいので、表に簡単にまとめてみました。

取引数量 往復の取引手数料
0.01Lot(1000通貨) 0.1ドル
0.1Lot(1万通貨) 1ドル
1Lot(10万通貨) 10ドル
5Lot(50万通貨) 50ドル
10Lot(100万通貨) 100ドル

0.08Lotでトレードした場合、手数料は0.8ドル、2.6Lotでトレードすると26ドルの取引手数料になります。

簡単に計算できます。

XMの取引手数料は高い?

XMの取引手数料は他の海外FXと比べて安くはありません。

Axioryのナノスプレッド口座では往復で6ドル、TitanFXのブレード口座で往復7ドルとなっています。

取引コストは高いので、スキャルピングなどの取引回数が多いトレードスタイルの人は不利になります。

 

XMの入金、出金手数料は高い?

XMに限らす、ほとんど海外FXでは入金手数料は無料になっています。

XMは入金だけ国内銀行送金に対応しているので、指定口座と同じ口座を持っていれば振込手数料も必要なくなります。

 

ただ、クレジットカード、電子ウォレット、オンライン決済など出金手段はたくさん用意されていますが、肝心の利益分の出金が海外銀行送金しかありません。

Bitwalletが使えていれば手数料は安かったのですが、現在は入金額までしか出金できない状態になっているため、割高の受取銀行のリフティングチャージ料を支払うしかありません。

 

XMの法人口座

XMを利用する上でもっとも厄介なのが、法人口座が用意されていないことです。

海外FXの障壁の1つに税金問題があります。

 

国内では申告分離課税で海外FXは総合課税なので税金の仕組みが全く違ってきます。

特に総合課税の場合、サラリーマントレーダーは給与所得と合算されるので年収が高くなり税率が大変なことになります。

 

そうならないための法人化です。

経費の枠が増えて、損失も7年間繰り越すことができます。

国内FXは3年しか繰り越せないのが4年も多く繰り越せます。

 

FXは勝てるようになると絶対と言っていいほど税金に悩まされます。

少額だとそれほど大した税額にはなりませんが、300万円を超えてくると税額は恐ろしく高くなり1200万円を超えてくるとサラリーマンの平均年収ぐらいの税金を納めることになります。

 

これは勝ててからでは遅いのです。

負けてるうちに法人化しておけば、そのマイナス分が控除されるので勝ち始めても税金を抑えることができてしまう、いわゆる節税というものになります。

この節税ができないのは痛いところです。

 

AxioryやTitanFXでは法人口座を開設することができます。

練習期間は個人口座で、本格的に始めるタイミングで法人化して資金を移すのもありだと思います。

 

この税金は前もって対策を練っておかなければ、手数料で利益減どころの話ではないぐらい削り取られてしまいますので。

法人化は敷居が高いように思えますが、行政書士、税理士に任せてしまえば何も難しくありませんし、利益が出なくてもマイナスで計上しておけばガッツリ勝ったときにその恩恵を受けることができます。

本気で勝つ投資家を目指すのでしたら法人化は視野に入れておいた方が良いと思います。

 

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