TitanFXはユーロドル(EUR/USD)でスプレッド0.1pipsを実現することができるネットワークシステムを利用しています。
スプレッドが狭くなる仕組みとTitanFXがスキャルピングに適している理由についても一緒に説明します。
TitanFX スプレッドの狭さの秘密
TitanFXは変動スプレッドを採用しています。
なぜ固定スプレッドではなく変動を選択するのか・・・
それは取引方式にDMA(DirectMarketAccess)を採用しているからです。
DMAとは自社にディーリングシステムを持たないNDD方式のことでこの方式を採用することで取引の透明性が増し、不正なレート操作やストップ狩り、約定拒否ができない仕組みです。
特にスプレッドが狭いブレード口座が採用しているECN方式はインターバンクに直接注文を投げかけるので、スプレッドは固定されません。
TitanFXはインターバンクから提示されるスプレッドに手数料を上乗せせずに投資家に提供しているので業界トップクラスの狭いスプレッドを実現できるのですが、会社運営があるので別で取引手数料を徴収するようにしています。
透明性の高い取引をしていると必然的に変動制のスプレッドになります、インターバンク市場は常に変動しているので。
余談になりますが、逆に固定スプレッドを採用している国内業者は、投資家からの注文を自社で処理しているためスプレッドを固定することができます。
インターバンクとは切り離したところで決済するのでスプレッドの設定は自由です。
しかもECN方式並みの低スプレッドで手数料なし、これは明らかに胡散臭いです。
スプレッドは云わば手数料と同じでFX会社の重要な収入源になりますが、それがないのは不可解で「どこから利益を出しているの?」と疑問に思います。
そうなってくると投資家の損失が企業の利益になっているという噂も真実味を帯びてきます。
TitanFX リアルタイムのスプレッド
東京市場開始直後のスプレッドです。
参加者が多い時間帯を狙うと大体、TitanFXが提示している最小スプレッド付近で取引することできます。
TitanFXのリアルタイムスプレッドはこちら▶▶TitanFX公式サイト
上記は東京市場が開場直後のAxioryのリアルタイムのスプレッドです。
TitanFXのECNはAxioryと同じニューヨークのEquinix NY4ファイナンシャルデータセンター内に置かれているため、Axioryとのスプレッドに大きな差はありません。
TitanFXとAxioryの相場参加者が多い時間帯のスプレッドを比較してみました
_ | TitanFX | Axiory | ||
口座タイプ | スタンダード | ブレード | スタンダード | ナノスプレッド |
ドル円(USD/JPY) | 1.5 | 0.3 | 1.7 | 0.5 |
ユーロドル(EUR/USD) | 1.1 | 0.1 | 1.1 | 0.1 |
ユーロ円(EUR/JPY) | 1.6 | 0.6 | 1.5 | 0.5 |
ブレード口座は往復で7ドル/1Lot、ナノスプレッド口座は往復で6ドル/1Lotの取引手数料が別途必要になります。
トップクラスの海外FXはEquinix社のデータセンターを使っているのでスプレッドは同じような数値になると同時に信頼性も同じように高くなります。
AxioryとTitanFXはとても性質が似ている口座なので、今度徹底比較した記事も書いてみようと思います。
スタンダード口座とブレード口座のスプレッド
スタンダード口座とブレード口座の大きな違いは手数料です。
スタンダードはスプレッドに上乗せされた見えない手数料なのに対して、ブレードはスプレッドはインターバンクから直接の狭いスプレッド+取引手数料になります。
どちらを開設したらいいのか迷うところなので、2つの口座タイプの実際にかかる取引コストを比較してみました。
通貨ペア | スタンダード口座 | ブレード口座 | ||
平均スプレッド | 円換算 | 平均スプレッド | 円換算+手数料 | |
ドル円 (USD/JPY) |
1.5 | 1,500円 | 0.3 | 300円+700円 =1,000円 |
ユーロ円 (EUR/JPY) |
1.6 | 1,600円 | 0.6 | 600円+700円 =1,300円 |
ユーロドル (EUR/USD) |
1.1 | 1,100円 | 0.1 | 100円+700円 =800円 |
ポンドドル (GBP/USD) |
1.8 | 1,800円 | 0.8 | 800円+700円 =1,500円 |
※1ドル=100円、1Lot(10万通貨)で取引した場合
取引手数料をプラスしてもブレード口座の方が取引コストは安くなっているので迷うことはないと思います。
ボーナスや他の絡みがある場合はいろいろと検証して口座タイプを選ぶのですが、そういった煩わしいことがないのがTitanFXのメリットの一つなので、スタンダード口座を開設するメリットはないように思います。
TitanFXがスキャルピングに向いている理由
スキャルピングに向いている口座かどうかを判断するポイントは3つです。
- スプレッド
- ストップレベル
- 約定力
スプレッドは絶対に狭くないと手数料負けしてしまうのでスキャルピングは成り立ちませんし、狙う値幅が狭く取引回数が多くなるので約定力も強くなければ話になりません。
取引の展開が早いため判断が遅れるとダメージが大きくなるので逆指値のストップ注文を素早く入れる必要があります。
その際に重要になってくるのがストップレベルです。
ストップレベルとは現在レートから指値、逆指値の待機注文をセットすることが出来るまでの値です。
例えばストトップレベルが4pipsの場合、現在レートが110.00だとすると109.96~110.04の間には待機注文をセットすることが出来ないということです。
このストップレベルの数値が大きいと狙う値幅が狭いスキャルピングでは手動の成行で決済することになり狙った値幅が取れなくなる可能性が出てきます。
なので、スキャルピングをするならこのストップレベルが「0」が理想です。
TitanFXはもちろんストップレベルは「0」です。
ちなみにAxioryはゼロになっていますが、XMは4pipsなのでスキャルピング向きではありません。
約定能力はTitanFXの公式サイト内では明確に数値で掲載していないのですが、同じEquinix社のデータセンターを利用しているAxioryでは約定力の強さを証明しています。
このグラフはスリッページ率を表しています。
全ての注文は±0.3pips以内で約定し約定率は99.98%とほぼ100%になります。
スプレッドが狭く、約定力が強いEquinix社を利用していることでTitanFXはスキャルピングに向いている口座と断言できます。
ちなみにですが、国内FXの約定率98%というのはスリップして約定拒否になった注文は含まれていませんからね。
スリップしていない注文の約定率が98%で、おそらく約定拒否した注文を入れると約定率は70%以下になるのではないでしょうか。
国内FXではこういった紛らわしい記載が多く、明らかに海外FXのメリットに似せた誇大広告なので惑わされないようにご注意ください。
TitanFXのレバレッジ規制
海外FXではお馴染みといいましょうか、口座残高が多くなるとレバレッジを規制します。
AxioryやXMも例外なく口座残高次第でレバレッジを制限しています。
これはスキャルピングは狙う値幅狭い分、取引量を大きくするためたくさんの証拠金が必要になるのでレバレッジの制限は少々厳しいです。
でも、TitanFXでは口座タイプ、口座残高に関わらずレバレッジは500倍と一律です。
なので、取引量と1日の取引回数が多い方はTitanFXを使うのがベストだと思います。
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