日本ではあまり馴染みのないHotforexですが、運営歴はAxioryやTitanFXよりも長くXMと同じ10年です。
日本に展開してきたHotforexの評判を徹底検証してみようと思います。
かなり便利なツールも用意されているので、それも一緒に紹介します。
HotForexの信頼性
海外FXで運営歴10年は信頼に値する年月だと思うのですが、念入りにHotForexの信頼性を検証していきます。
信頼性を以下の3つのポイントで徹底検証します。
- ライセンス
- 資産管理
- 取引方式
HotForexのライセンス
セント・ビンセントおよびグレナディー諸島の金融ライセンスを取得しているようです。
ただ、私の調べ方が悪いのか実際に登録していることが確認できるページへアクセスすることができず、このライセンスが本当に登録されたものなのかは不明のままです。
ただ、XMと同じでHotForexのグループ会社が最も厳しいと言われている英国金融行動監視機構(FCA)に登録していることが確認できました。
HotForexグループはそれ以外にもDFSA、FSCA、FSAの金融監視機構に登録しています。
これは完全に日本の金融庁からの圧力から逃れるための措置だと考えられます。
日本の金融庁に登録してしまうとレバレッジは規制されて25倍に、ゼロカットは日本の法律上ができなくなってしまうからです。
セント・ビンセントおよびグレナディー諸島での金融サービスの登録状況は不明でしたが、グループ会社が規制の厳しいイギリスなどでライセンスを取得していることを考えるとXMと同じビジネスモデルでライセンスを取得しているのだと判断して問題ないと思います。
XMTradingはセーシェル金融サービス庁で運営していますが、さらにマイナーなライセンスを取得しているところ見るとHotForexは相当用心深いように思います。
HotForexの資産管理
HotForexはキプロスの損害保険に加入しています。
当社はお客様をはじめとする第三者に対する債務に関して、 500万ユーロを上限とする民事賠償保険制度で、追加の保護対策を講じています。この保険は、エラー、脱落、過失、詐欺など金銭的損失につながる多様なリスクをカバーする業界でも有数の手厚い補償内容です。
引用元:HotForex公式サイト
保険会社から最大で500万ユーロが補償内容となっています。
万が一のときの投資家の追加保護対策はAxioryの加盟しているThe Financial Commission並みになります。。
そしてHotForexは信託保全を完備しています。
資金の分離管理
お客様の資金は、当社の使用口座とは別の銀行口座に預託されます。こうした資金は当社のバランスシートに計上されず、当社が万一債務不履行に陥った場合に債権者への返済に充てられることはありません。
引用元:HotForex公式サイト
XMと全く同じ表現で説明されています。
投資家の資金は貸借対照表に含まれないため債務返済に充てられる可能性はゼロ、これで投資家の資産の安全性は確保されます。(バランスシート=貸借対照表)
資産管理はXMクラスの充実度だと思います。
HotForexの取引方式
HotForexはNDD方式を採用しています。
口座タイプの基本的なスペックは以下の通りです。
マイクロ口座 | プレミアム口座 | ゼロスプレッド口座 | |
最低入金額 | $5 | $100 | $200 |
レバレッジ | 1:1000 | 1:500 | 1:500 |
最小スプレッド | 1.0pips | 1.0pips | 0.0 pips |
取引手数料 | なし | なし | メジャー往復:$6/1Lot その他:$8/1Lot |
スプレッドの極狭のゼロスプレッドには別途取引手数料が必要になります。
メジャー通貨ペアは1Lotの取引に対して往復で6ドル、それ以外の金融商品は1Lotの取引に対して往復で8ドルです。
マイクロ、プレミアム口座はSTP方式、ゼロスプレッド口座はECN方式を採用することで取引の透明性が確保され、不正行為のない環境でトレードすることができます。
NDD方式なのでスキャルピングも両建ても可能です。
ただし、両建ての場合は口座内のみとなります。
ボーナスを利用して複数口座、もしくは別の海外FX業者を使って両建てすると口座凍結になる可能があるのでご注意ください。
HotForexのSNSの評判は?
ツイッターで「Hotforex 出金拒否」「Hotforex 約定拒否」「Hotforex 詐欺」で検索しましたが、一切ヒットしませんでした。
まだ日本にそれだけ浸透していないからなのか分かりませんが不評はありません。
GemForexで検索をすると山のようにヒットしたことを考えるとHotForexがまともな運営をそているのか、それとも知名度がないだけなか、どちらかですね。
それでも運営歴が10年で、日本人向けにHF Markets (SV) Ltdが設立されたのが2015年でAxioryやTitanFXよりも後になるので、日本人にとってはまだまだマイナーな海外FX扱いなのかもしれません。
HotForexの便利ツール
HotForexには豊富なツールが揃っていますが、私が便利だと思った2つのツールの説明をします。
- トレーディング計算機
- 経済カレンダー
トレーディング計算機
特におすすめなのが、「トレーディング計算機」の中の『リスク率計算機』
XMにも同じような計算機があるのですが、使い勝手はHotforexのほうが断然使いやすく、これはとても重宝すると思います。
必要事項を入力するだけで的確なポジションサイズを計算してくれます。
口座通貨 | USD、EUR、NGNから▼タブを選択 |
通貨ペア | ▼タブから選択 |
Open plice | エントリー値 |
Direction | Buy or Sellを選択 |
Stop loss price | 逆指値のストップロス注文 |
Balance(AC) | 口座残高 |
Percentage risk(%) | 口座残高に対して1回のトレードの損失割合 |
入力が終わりましたら「Calculate」をクリック、下の欄にストップロスまで値幅とポジションサイズが表示されます。
この計算機1つで簡単に資金管理ができてしまいます。
ポイントは「Percentage risk」です。
これは口座残高に対する1回のトレードの損失額の許容範囲を表しています。
一般的に1回のトレードの損失許容範囲は口座残高の2%までとされていて、これを守っているだけで一発退場はなくなり、損失が重なっても再起することが可能になります。
例えば口座残高100万円の場合、1回のトレードで損失してもいい額は2万円までになります。
そしてそのトレードに負けて2万円を損失した場合は、次のトレードでは98万円の2%にあたる19,600円が損失許容範囲になります。
設定したストップロスまでの値幅が決まればポジションサイズも瞬時で決まる計算機になります。
ただ、1つだけこの計算機にも欠点があり、JPYの設定がなく表示される損失額がUSDかEURになります。
なので、口座残高を入力するときはドル換算する必要があります。
ドル換算や円換算する手間はありますが、それを差し引いてもこの計算機は便利です。
経済カレンダー
HotForexでは各国の経済指標発表のカレンダーを確認することができます。
ただ、便利なのは公式サイト内にあるカレンダーではなく、MT5に搭載された経済カレンダーのことです。
こちらの記事で詳しく書いています。
海外FXではシェア100%のMT4と開発元のメタクオーツが推しているMT5の違いについて画像付き詳しく解説します。 最近では国内FXでもMT4を利用することができるところが増えてはきましたが、やはりMT4を標準装備している海外FXを[…]
MT4と比べるとまだまだMT5を利用している人は少ないですが、この搭載された経済カレンダーはかなり便利です。
チャートにカレンダー情報が表示されるので、ウッカリ確認ミスがなくなってしまいますし、過去検証のときに指標でどのような動きをしたのか調べるのがかなり簡単になります。
HotForexの評判は?
SNSを見てる限り、HotForexの悪い評判は見当たりません。
ライセンス、資産管理、取引方式は合格点でAxiory、XM、TitanFXに続いて4つ目のおすすめしても良い海外FXになります。
公式サイトの構成がXMに似ているのでXMを使い慣れている方は違和感なくHotForexを利用することができると思います。
入金ボーナスはXMよりも多く貰えるので、ボーナス重視で口座を探している方にはおすすめです。
ただ、サイト構成が日本人向けに作成されていないところが若干ですが気になります。
英語がある程度理解できる方は良いですが、そうではない方はXMの方が良いかもしれません。
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