MXを利用して5年の投資家がXMのレバレッジの詳細と正しい使い方について分かりやすく解説します。
レバレッジ規制やマイナー通貨ペアのあまり知られていない細かい設定についても一緒に紹介します。
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XMのレバレッジ規制
XMではレバレッジが規制されるケースがあります。
- 口座残高が20,000ドル相当になった場合
- マイナー通貨ペアで取引した場合
- 急変動が起こりそうなイベント
XM 口座残高でのレバレッジ規制
XMは口座タイプで少しだけ違う最大レバレッジが設定されており、口座残高でレバレッジが規制されます。
制限されたときのレバレッジは以下の通りです。
口座タイプ | 口座残高 | レバレッジ |
マイクロ口座
スタンダード口座 |
5~20,000ドル | 888倍 |
20,001~100,000ドル | 200倍 | |
100,000ドル~ | 100倍 | |
XM Zero口座 | 100~20,000ドル | 500倍 |
20,001~100,000ドル | 200倍 | |
100,000ドル~ | 100倍 |
残高が20,000ドルを超えるとレバレッジ規制のメールが届き、自動的に200倍に引き下げられるのでご注意ください。
規制ラインが20,000ドル相当なのでドル円のレート次第ですが、日本円で200万円が目安なのでもう少し少なめに見積もって170万円ぐらいでレバレッジが変更されると思っておいた方がいいです。
ポジション保有中の追加資金でレバレッジ規制が掛かかり、必要証拠金が増えてしまい強制ロスカットになるというケースもありますので。
XMで口座を開設する際のおすすめのレバレッジはもちろんスタンダード口座の888倍です。
Zero口座の狭いスプレッドよりも入金ボーナスというメリットの方が大きいからで、こちらの記事で詳しく説明していますので参考になればと思います。
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マイナー通貨ペアを取引した場合
XMでは以下の通貨ペアを取引するときはレバレッジが制限されます。
レバレッジ | 通貨ペア | |
1:50 | EUR/DKK(ユーロデンマーク) EUR/HKD(ユーロ香港ドル) GBP/DKK(ポンドデンマーク) USD/DKK(米ドルデンマーク) |
USD/HKD(米ドルデンマーク) USD/CNH(米ドル中国) EUR/RUB(ユーロルーブル) USD/RUB(ユーロルーブル) |
1:100 | USD/TRY(米ドルトルコリラ) EUR/TRY(ユーロトルコリラ) |
|
1:400 | CHFを含むすべての通貨ペア |
上記の通貨ペアを取り扱うときは十分な資金を用意するのが賢明です。
値動きの激しい通貨ペアでハイレバレッジだとすぐに強制ロスカットの対象になりかねませんので、このレバレッジ制限は仕方がないかと思われます。
急変動が起こりそうなイベント
米国の雇用統計は毎月のことなので、さすがにレバレッジは制限されませんが世界情勢で急変動が予想されるイベントでは前もってレバレッジ規制を予告するお知らせがあります。
直近では2019年12月にEU離脱を賭けた英国の大統領総選挙が、その対象になり前もって規制予告が送られてきました。
XMから重要なお知らせとして報告がありました。
2019年12月12日に行われるイギリス総選挙により、多くの通貨、コモディティおよび株式市場全般において、極端な市場ボラティリティ、取引量の少ない市場、異常なスプレッドおよび価格差が引き起こされる可能性がありますことをご案内申し上げます。
こちらの出来事をふまえ、本期間中に予想される市場の乱れからお客様および当社を保護するべく、XMTradingは以下の一時措置を講じます。
2019/12/12のサーバー時間(GMT+2)16:00(日本時間の23:00)より、以下の全ての銘柄の全ポジション(新規にポジションを建てる場合と既存のポジションを保持する場合)の必要証拠金を一時的に次のように引き上げます:
0.5%(200:1のレバレッジ)を全てのGBP通貨ペアに適用
引用元:XMTrading公式サイト「お知らせ」
このとき、レバレッジ規制された通貨ペアはクロスポンドで、最大レバレッジが200倍まで引き下げられました。
この制限はイベントが終われば解除されます。
口座残高のレバレッジ規制を解除する方法
口座残高に対するレバレッジ規制だけ解除方法があります。
200万円オーバーのレバレッジ規制はXMのサポートに申請を出さないと解除されません。
申請を解除する手順は次の通りです。
- 口座残高を200万円以下にする
- サポートへ200万円以下にしたことを報告する
- 会員ページからレバレッジ変更する
口座残高を200万円以下にする
口座から出金申請を出して20,000ドル(約200万円)以下になるように調整します。
100倍のレバレッジを解除したい場合は100,000ドル(1000万円)以下になるように出金で調整します。
サポートへ報告する
口座残高がレバレッジ規制にかからない金額になれば、カスタマーサポートにその旨を報告します。
「メール」もしくは「ライブチャット」で報告してください。
- メールは平日の24時間
- チャットは平日の9:00~17:00まで
レバレッジを変更する
規制が解除されましたら、会員ページからレバレッジを変更を申請します。
変更しないとレバレッジは引き下げられたままなのでご注意ください。
XM レバレッジの確認と変更方法
XMでは会員ページからレバレッジを自由に変更することができます。
口座タイプと取引通貨は開設したときのまま変更はできませんが、口座を追加することで違うタイプの口座を利用することできます。
口座追加時に口座タイプ、取引通貨を変更する方法はこちらの記事に書いてあるので参考になればと思います。
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レバレッジの確認方法
現在のレバレッジを確認する方法は簡単に行えます。
会員ページにログイン後「マイアカウントの概要」で確認したい口座をどこでもいいのでクリックするとプルダウンで口座情報の詳細が表示されるので、その中で現在のレバレッジが確認できます。
MT4でレバレッジを確認する方法
MT4でも簡単に現在のレバレッジが確認することができます。
MT4を開いて「ナビゲーター」を立ち上げて「口座」を選択し確認したいアカウント番号にカーソルを合わせると現在のレバレッジが表示されます。
アカウント番号をクリックしてしまうと表示されませんのでご注意ください。
ちなみにMT5も全く同じで「ナビゲーター」⇒「口座」からアカウント番号にカーソルを当てると表示されます。
やはりクリックすると表示されません。
XM レバレッジの変更方法
レバレッジの確認のときと同じように会員ページの「マイアカウントの概要」から変更することができます。
現在のレバレッジの横にある鉛筆マーク、もしくは「オプションを選択する」から『レバレッジ変更』をクリックします。
1:1~1:888からお好みのレバレッジを選択して『リクエスト送信』をクリックすると完了ですが、個人的にはレバレッジ888倍が良いと思います。
あえてレバレッジを下げる行為は資金効率が悪くなってしまうので。
Axioryのレバレッジ規制と比較
Axioryでも同じようにレバレッジ規制があるのでXMと比較してみました。
Axioryのレバレッジ規制
口座残高 | 適用レバレッジ |
~10000ドルまで | 400倍 |
10001~20000ドルまで | 300倍 |
20001ドル~ | 200倍 |
XM スタンダード口座のレバレッジ規制
口座残高 | レバレッジ |
5~20,000ドル | 888倍 |
20,001~100,000ドル | 200倍 |
100,000ドル~ | 100倍 |
Axioryはスタンダードとナノスプレッドの2つの口座タイプですが、どちらも同じ倍率と規制です。
XMと比較すると最大で400倍までのレバレッジしかありませんが、20,000ドル超えると後は無制限で200倍になります。
XMでは100,000ドルを超えると100倍に下がりますが、20,000ドルまでは888倍という強みもあります。
ちなみにですが、TitanFXには口座残高のレバレッジ規制はありません。
常に口座資金に関係なく500倍のレバレッジを提供しています。
XM レバレッジの計算と正しい使い方
相場の世界で投資家に出来る操作は3つだけです。
- 取引量の設定(ポジションサイズ)
- エントリータイミング
- 決済タイミング
限られた操作で生き残れるトレーダーと即退場するトレーダーの明暗を分ける大きな違いは『ポジションサイズ』です。
エントリーと決済のタイミングも大切ですがロット調整が適切にできる資金管理能力がなければ相場からは簡単に退場させられます。
その重要なポジションサイズの決定方法は損失額から算出するのが良いと言われています。
1トレードの損失許容額は総資金(口座残高)の2%までで取引量を決めると負けが続いたとしてもやり直しが可能な損失に限定することができます。
有効証拠金ではなく口座残高の2%までです。
計算しなければいけないのはレバレッジではなく損益額の方です。
ストップロス注文までの値幅(pips数)が総資金の2%を越えない損失額にならないようにロット調整します。
毎回計算するのも面倒なので、私はXMが提供してくれている便利な計算ツールの中の『損益計算ツール』を使うようにしています。
「損益計算ツール」には「損切り/利益確定額」と「損切り/利益確定レベル」2つがあるのですが、利用しているの『損切り/確定レベル』で下の方にある計算機を使います。
口座情報などを入力していきます。
損切り設定値 | ストップロスまでの値幅(pips数)✖10を入力します |
利益確定設定値 | 利確までの値幅(pips数)✖10を入力します。 |
例えばロスカットの逆指値注文までの値幅が20pipsだとしたら、20✖10=200を入力します。
最初はロット数を1Lotで入力してください。
ドル円の場合、1Lotのときの1pipsの変動額は1,000円なのでそれを基準にロット数を調整します。
許容損失額が1万円でロスカットまでが20pipsの場合、1Lotだと損失額が2万円なので1万円オーバーしているのでロット数を半分の0.5Lotにするというように調節します。
この方法でロット数を決めるとハイレバレッジでトレードしてもリスクが限定されるので、危険な取引をしなくなりレバレッジを計算する必要もなくなります。
なので、常に最大レバレッジに設定しておくことができます。
レバレッジを上げるメリットは「少額で大きな取引ができる」ではありません。
そういうことをするとすぐに退場してしまいます。
「必要証拠金が少なくなる」
これがハイレバの最大のメリットで、このことで強制ロスカットされにくくなります。
強制ロスカットは証拠金維持率で判断されるため、口座残高に対して必要証拠金が少なければ証拠金維持率が高くなるためです。
XMのロスカット水準はかなり低めで、証拠金維持率20%を下回ると発動されます。
これがどれだけ有利なことなのかを国内FXと比較検証してみます。
国内FXのレバレッジとロスカット水準と比較
国内FXのレバレッジは規制されていて25倍です。
1ドル=100円で1Lot(10万通貨)でトレードをした場合を比較すると、
レバレッジ | 必要証拠金 | |
国内FX | 25倍 | 400,000円 |
XMTrading | 888倍 | 11,261円 |
必要証拠金が1桁違ってきます、これがハイレバ効果です。
証拠金が減れば、必然的に証拠金維持率が高くなり強制ロスカットを回避することができます。
「ハイレバレッジ=危険」は間違った認識で「ハイレバレッジ=強制ロスカット回避」が正しい認識になります。
そして、国内FXの強制ロスカット水準は証拠金維持率100%のところが多いですが、XMでは20%まで水準が下がります。
XMはハイレバで証拠金維持率が高くなり、強制ロスカット水準が低いので強制決済されることが少なくなります。
XMのハイレバを危険にしているのは投資家で、使い方さえ間違えなければハイレバは資金効率を良くしてくれるツールになります。
このレバレッジは国内FX会社では実現できないサービスなので、XMを推すポイントの一つになります。
これ以外にも推しポイントが多いのが海外FXの良いところです。
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