10年ほど前にFXの勉強しているときに習ったのが「損小利大」です。
「損失は小さく利益は大きく」書いて字の如くですが、FX初心者がこれをしてしまうと、まず間違いなく損切り貧乏になります。
その理由について解説します。
損小利大とは
簡単に損小利大について説明します。
リスクリワード比が1:2以上のトレードしましょうということです。
損失が1、利益が2以上、これで勝率が50%だと確実に利益が残りますよねというお話です。
ロスカットまでの値幅の2倍以上を利益目標にすることです。
勝率が30%だったらリスクリワード比を1:3以上にしていれば利益が残るだろうという計算です。
損小利大は損切り貧乏の始まり
最近のネットの情報や書籍を見れば、どこにでも書かれている「損小利大」という言葉ですが、FXを始めて間もない投資家がこれをすると間違いなく損切り貧乏になります。
損失を少なくして利益を伸ばすというのは、かなりの高等技術です。
それをFX初心者が実行ところで利益が残ると思いますか?
損失を限定することはできるでしょうが、利益を伸ばすことができません。
そもそも利益がどの場面で伸びるのかも分かってないはずです。
最初から上手く出来るはずがありません。
でも「損小利大」を学んだFX初心者は最初から上手くしようとしてしまいます。
FX初心者こそ勝率重視で
損小利大はロスカット幅を狭くして利益目標を高く設定しますが、そうすると当然勝率は低くなってきます。
これではFX初心者は損切り貧乏になってしまいます。
ロスカットばかりで利益を伸ばすことも出来ず、利益が伸びるところも分からないからです。
そもそもFX初心者はエントリポイントの見極めがヘタです。
そして、相場の8割はレンジ相場です。
この2つのことを考慮するとまず最初にするべきリスクリワード比は2:1、もしくは3:1でロスカット幅の方を広くるすことです。
これで少々のエントリーポイントのズレはカバーすることができます。
「ロスカットになってから思ってた方へ行った」
これはFXあるあるで、特に損切り貧乏の人に多い傾向にあります。
勝率を上げるには
よくやってしまいがちなのが、逆張り+ナンピンです。
この手法は勝率99%以上でかなり勝てますが、最終的に口座破綻します。
勝率99%で残り1%で相場から退場する人の典型的な例です。
これでは何の意味もありません。
勝率を上げるコツは「待つこと」です。
相場には分かる場面と全く分からない場面の2つしかありません。
要は分かる場面だけでトレードすることで勝率は自動的に高くなります。
例えば、フィボナッチが機能する相場が来るのを待つだけで勝率は格段に上がります。
そして、リスクリワード比を2:1にすることでさらに勝率は高くなります。
仮に勝率が8割だった場合、リスクリワード比は3:1でもトータルプラスになります。
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最初は利益が少ないと思うかもしれませんが、経験を積んでいくと利益になるときとそうでない時の値動きの違いが分かるようになってきます。
特に待つことが出来るようになってくると。
エントリー場面を絞ること、つまり相場の値動きが分かる場面だけトレードすれば勝率は勝手に高くなります。
損小利大では勝てない まとめ
最初からキレイなトレードをしようと思わないことですね。
そして、いきなりリアル口座からトレードしないことです。
まずはデモトレードから始めて口座残高を2倍にすることができれば、リアル口座に移行した方が良いと思います。
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